「玲依先輩これはどこに置けば良いですか?」 はぁ… つくづく自分の情けなさを実感する。 そうこう考えている間も、未菜の声に反応してるんだ。 俺の耳はおかしい… どんなに雑音に紛れていても、未菜の声が1番に飛び込んでくる。 「じゃあ10分休憩!!」 そんな時の部長のこの言葉は頭を冷やすのにありがたかった。 俺はベンチに腰掛けると、頭からタオルを被せた。 余計なものは見えないように── 「あの…須藤先輩…」 なのに、タイミング悪く話し掛けられた。 声で誰なのかすぐに分かる。