───
──
─
「えっ?」
保健室に付き、未菜を横に寝かせると保健室の先生が俺に言った。
『寝不足ね』
って。
「なにか考え事でもしてたのかしら。成長期なんだからしっかり眠らないとダメなのに」
てっきり病気とかだと思っていたため、予想外の言葉に少し戸惑ってしまった。
「しっかり眠ってるみたいだし、このまま寝かせておけば大丈夫よ」
そう言われて未菜に視線を向ければ、確かに規則正しい寝息をたてている。
「......紛らわしいやつ...」
「ふふっ、相川さんは幸せ者ね」
「えっ?」
先生はニコニコしながら俺達を眺めている。
「こんなに心配してくれる人がそばにいるって、なかなか無いことよ」
この言葉は優しく俺を突き刺した。
そばにはいたい。
あの日からずっとずっとずっと。
だけど...
その時、無意識か未菜の手が俺の手を握った。


