【完】36℃の思い〜世界で1番大切なキミへ〜



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「えっ?」



保健室に付き、未菜を横に寝かせると保健室の先生が俺に言った。



『寝不足ね』



って。



「なにか考え事でもしてたのかしら。成長期なんだからしっかり眠らないとダメなのに」



てっきり病気とかだと思っていたため、予想外の言葉に少し戸惑ってしまった。



「しっかり眠ってるみたいだし、このまま寝かせておけば大丈夫よ」



そう言われて未菜に視線を向ければ、確かに規則正しい寝息をたてている。



「......紛らわしいやつ...」



「ふふっ、相川さんは幸せ者ね」



「えっ?」



先生はニコニコしながら俺達を眺めている。



「こんなに心配してくれる人がそばにいるって、なかなか無いことよ」



この言葉は優しく俺を突き刺した。



そばにはいたい。

あの日からずっとずっとずっと。

だけど...



その時、無意識か未菜の手が俺の手を握った。