先輩の姿を見つけ、
『りゅーちゃん』
1番嫌がる呼び方で呼び止める。
思った通り先輩は少し固まった後、血相を変えて私を睨んだ。
正直...怖かった。
こんなにも人に睨まれることを。
でも...ここで引き下がるわけにもいかない。
私は微笑み傷つける言葉をわざと掛ける。
そして最後に、
『脳天気にも程があります。先輩は未菜を傷つける。少しでも、彼女を守りたいと思うなら...もう彼女に関わらないで下さい』
そう言うとその場から立ち去った。
もう限界だった──
私は先輩の前から姿を消すと、トイレに駆け込んだ。
個室に入った途端、私の目から涙がとめどなく溢れだす。


