【完】36℃の思い〜世界で1番大切なキミへ〜



先輩の姿を見つけ、



『りゅーちゃん』



1番嫌がる呼び方で呼び止める。



思った通り先輩は少し固まった後、血相を変えて私を睨んだ。



正直...怖かった。

こんなにも人に睨まれることを。



でも...ここで引き下がるわけにもいかない。



私は微笑み傷つける言葉をわざと掛ける。



そして最後に、



『脳天気にも程があります。先輩は未菜を傷つける。少しでも、彼女を守りたいと思うなら...もう彼女に関わらないで下さい』



そう言うとその場から立ち去った。



もう限界だった──



私は先輩の前から姿を消すと、トイレに駆け込んだ。



個室に入った途端、私の目から涙がとめどなく溢れだす。