【完】36℃の思い〜世界で1番大切なキミへ〜



丁度その時...



「こらお前達!!!授業に出ないでなにしてるんだ!!!!!」



俺達の耳に煩い怒鳴り声が聞こえてきた。



「うわっ...やべぇ!!」



長沢は声を漏らした。

そりゃそうだ。

この声の主は、校内で1番怖いことで有名な先生だからだ。



先生は廊下の端から俺達の方へと歩いて来る。



捕まったら確実に反省文と説教が待っている。



「...に、逃げるぞ!!!」



長沢は俺と未菜にそう言うと走り出した。

その意見には俺も賛成で走り出す。



「お前達逃げるな!!!!」



煩い先生の声が響いて聞こえてくる。



だけど未菜はイマイチ状況が掴めていないのか、立ち止まったままだ。

長沢は先に行ってしまったし......



「ったく...」



グイッ──



「走るぞ」



俺は未菜の手を握ると走り出した。