【完】36℃の思い〜世界で1番大切なキミへ〜



「あっ...こんにちは、長沢先輩と......須藤先輩」



俺の存在に気づいた未菜は気まずそうに挨拶をする。

そんな挨拶に俺はもちろん無反応。



「もしかして移動教室?」



「あ、はい。これから体育で」



「そうなんだ!今どんなことしてるの?」



いやいやいや。

ここで話に花を咲かせるなよ!!



「長沢もう行くぞ」



流石に黙っていられなくて口を挟んだ。

でも、それが間違いだった。



「そんなこと言わないでさー。瑠星だって相川さんに会いたかったくせに」



はっ?何言ってるんだよ。



「長沢変なこと言わないで。僕は相川さんに会いたいなんて思わないから」



そうだ。会いたいなんて思わない。

思ったらいけないんだ。

未菜の前から姿を消したのは俺だ。