でも...
いくら一般病棟に移れたからといって。
傷が治ってきたからって。
未菜が目を覚ましたという報告は無かった。
正直今でも怖くてたまらない。
それでも未菜の前から姿を消す前に...
会って置かなくてはならないと思ったんだ。
俺は予め行くことを未菜の両親に伝えていたため、病院のロビーで待っていた2人の元へ行く。
「...すみません...ずっと来ないで......」
「大丈夫よ。気にしないで、それより瑠星くんが来てくれて未菜も喜ぶわ」
「あぁ、そうだな」
そんな俺に未菜の両親は微笑んだ。
未菜とそっくりな笑顔──


