【完】36℃の思い〜世界で1番大切なキミへ〜



でも...

いくら一般病棟に移れたからといって。
傷が治ってきたからって。



未菜が目を覚ましたという報告は無かった。



正直今でも怖くてたまらない。



それでも未菜の前から姿を消す前に...

会って置かなくてはならないと思ったんだ。



俺は予め行くことを未菜の両親に伝えていたため、病院のロビーで待っていた2人の元へ行く。



「...すみません...ずっと来ないで......」



「大丈夫よ。気にしないで、それより瑠星くんが来てくれて未菜も喜ぶわ」



「あぁ、そうだな」



そんな俺に未菜の両親は微笑んだ。

未菜とそっくりな笑顔──