「私は...欲しい物はなんでも手に入れたい主義なんですよ」
こんな状況でありながら、千沙ちゃんは笑顔で答えた。
「......意味が分かんない」
俺はそう言い残すと、走って未菜を追いかけた。
「未菜...!未菜...未菜」
未菜の姿が外に見え、上靴のまま外に出て追い掛ける。
「未菜!!未菜!!!!」
けれど呼んだ声は未菜には届いていないようで、未菜は校門前の道路に飛び出した──
その瞬間、
キキキキキィィィィッッ!!!!!
ドンッ──
耳を塞ぎたくなるほどのブレーキ音と鈍い音が響き渡る。
そして、未菜は空を飛んだ──
俺の視界に飛び込んできた景色は、降り積もった雪の上に横たわる未菜。
その周りには、綺麗な真っ赤な血が白い雪を赤く染めていく。
「......み...な......??」
俺はおぼつかない足取りで未菜の元に駆け寄り、未菜を抱き抱えた。


