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朝、私はセットされた目覚ましよりも早く目が覚めた。
午前中は部活。
午後はりゅーちゃんと花火大会。
ウキウキする感情とは裏腹に、私は机の右の引き出しに視線を向けた。
その引き出しは誰にも見られないように鍵がかけてある。
ドクン......
大丈夫。大丈夫。大丈夫。
必死に自分に言い聞かせる。
私が傷つくだけなら...私が我慢すればいいんだ。
もう2度と、りゅーちゃんに心配を掛けたくない。
りゅーちゃんにあんな悲しげな顔なんてさせたくない。
「未菜ー!早くご飯食べないと部活遅刻するわよー!!」
1階からお母さんの声が聞こえ、これ以上そのことを考えるのは辞めた。
りゅーちゃんがいれば、私は負けないんだから!!
「今行くー!!」
私は急いで階段を降り、朝食を食べ準備を済ませると家を出た。
今では外に出て空を仰ぐことはない。
常に地面を見て、隠れるように歩くのが日課。


