【完】36℃の思い〜世界で1番大切なキミへ〜



そして何度も全道大会に出場するほどの実力を持っていた。



なのに…



どうして〝初心者〟って言ってるんだ?



「それじゃあ、オリエンテーションを終わります」



いつの間にか全員の自己紹介が済んでいて、オリエンテーションが終わった。



「瑠星ずっと上の空だったけど…なした?」
(※なした:どうした)



すぐに長沢に話かけられたけれど、答える余裕なんてなかった。



「あの!!」



俺は教室を出ようとしていた未菜に話し掛けた。

すると未菜は立ち止まり俺のことを見る。



いざ目の前にすると怖い…

それに、こうやって話をするのもいつぶりだろう。