...どうして...??
頭の中は一瞬でハテナだらけ。
どうして未菜は浴衣を着てるんだよ。
どうして来なかったんだよ。
どうして翼といるんだよ。
どうして......
翼は昨夜メールをくれたのに。
明日楽しめよ!って言ってくれたのに。
今、未菜と一緒にいるんだよ!!
気がついた時には、俺は2人の前に立っていた。
「りゅーちゃん...!!」
「瑠星!?!」
俺の視界には俺を見て驚いた顔をしている2人が映る。
「...なして...ここに2人でいるんだよ」
自分でもビックリするぐらい低い声が出た。
こんな嫉妬に狂ってる男なんて嫌だ。
だけど、今にも不安に押し潰されそうで、嫉妬に頼るしかなかったんだ。
「...ご、ごめんね......」
未菜はそんな俺に謝る。
昨日もそうだ。
謝るだけで、
「なにに謝ってるのか分かんねぇ」
俺は思ったことを口にしていた。
その言葉を聞いて、未菜は涙をポロポロと落としている。
間違いなく、俺が泣かしたんだ...
だけど、今の俺は素直に〝ごめん〟と言う言葉が言えない。


