【完】36℃の思い〜世界で1番大切なキミへ〜



...どうして...??



頭の中は一瞬でハテナだらけ。



どうして未菜は浴衣を着てるんだよ。

どうして来なかったんだよ。

どうして翼といるんだよ。

どうして......



翼は昨夜メールをくれたのに。

明日楽しめよ!って言ってくれたのに。



今、未菜と一緒にいるんだよ!!



気がついた時には、俺は2人の前に立っていた。



「りゅーちゃん...!!」



「瑠星!?!」



俺の視界には俺を見て驚いた顔をしている2人が映る。



「...なして...ここに2人でいるんだよ」



自分でもビックリするぐらい低い声が出た。



こんな嫉妬に狂ってる男なんて嫌だ。

だけど、今にも不安に押し潰されそうで、嫉妬に頼るしかなかったんだ。



「...ご、ごめんね......」



未菜はそんな俺に謝る。



昨日もそうだ。

謝るだけで、



「なにに謝ってるのか分かんねぇ」



俺は思ったことを口にしていた。



その言葉を聞いて、未菜は涙をポロポロと落としている。



間違いなく、俺が泣かしたんだ...



だけど、今の俺は素直に〝ごめん〟と言う言葉が言えない。