【完】36℃の思い〜世界で1番大切なキミへ〜



「どうした!?お、お前!!!」



案の定窓から乗り出して先生達が見ていた。



「...お、俺はなにも...」



「うっ...っっ...ううっ」



必死に先生達に無罪を証明しようとするが、俺の目の前には号泣している千沙ちゃんの姿。



それから直ぐに、先生達が数人俺達の元へとやって来た。



千沙ちゃんは目を真っ赤にし泣き続けている。



「もう大丈夫よ山野さん。保健室に行って休みましょう」



千沙ちゃんは女の先生に肩を抱えられこの場をあとにした。



「お前はこっちに来い!!」



俺は生徒指導室に連れて行かれる始末。



全部。全部。アイツの思い通りなんだ。

俺は上手いこと校舎裏に誘導出来たと思ったけれど...全然違ったんだ。

最初からアイツは、俺で遊んでいたんだ。



「なしてあんな事をしたんだ!!」



心底悔しい。

自分を殴り飛ばしたいくらい悔しい!!!



「っ...うっ......」



俺は唇をギュッと噛み締めて、声を押し殺してただただ泣いた──