「どうした!?お、お前!!!」
案の定窓から乗り出して先生達が見ていた。
「...お、俺はなにも...」
「うっ...っっ...ううっ」
必死に先生達に無罪を証明しようとするが、俺の目の前には号泣している千沙ちゃんの姿。
それから直ぐに、先生達が数人俺達の元へとやって来た。
千沙ちゃんは目を真っ赤にし泣き続けている。
「もう大丈夫よ山野さん。保健室に行って休みましょう」
千沙ちゃんは女の先生に肩を抱えられこの場をあとにした。
「お前はこっちに来い!!」
俺は生徒指導室に連れて行かれる始末。
全部。全部。アイツの思い通りなんだ。
俺は上手いこと校舎裏に誘導出来たと思ったけれど...全然違ったんだ。
最初からアイツは、俺で遊んでいたんだ。
「なしてあんな事をしたんだ!!」
心底悔しい。
自分を殴り飛ばしたいくらい悔しい!!!
「っ...うっ......」
俺は唇をギュッと噛み締めて、声を押し殺してただただ泣いた──


