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「せーんぱい!こんな所でなにしてるんですか??」
背後から目当ての人物の声が聞こえた。
俺は携帯の時計を見て時間を確認する。
瑠星と未菜ちゃんは今頃会っている頃だろう。
きちんと話をして、明日の花火大会は楽しんで行ってほしい。
だから俺は、この人をどうにかしなくてはならないんだ。
「あ、偶然だね!こんな所でなしたの??千沙ちゃん」
随分と白々しい言葉。
俺の後をついてきてるのを確認して、わざわざ人気のない校舎裏に来たのに。
「散歩ですよ〜。翼先輩こそ、なにしてるんですか??」
完璧といえる笑顔で俺に話し掛けてくる。
少しでも油断したら、取って喰われてしまいそう。
「ねぇ、千沙ちゃん...」
「なんですか??」
取って喰われる前に...先手を打たなければ。
俺は1つ深呼吸をして、
「瑠星のこと好きなんでしょ」
相手の目を真っ直ぐ見て、相手の表情の微々たる変化を逃さないように凝視した──


