【完】36℃の思い〜世界で1番大切なキミへ〜



「えっ?あ、ありがとう俺のために残ってくれて」



「おう!」



翼は携帯を片手に鞄を持ち俺との距離を詰めた。



翼??



翼は自分の耳を指差し、俺に耳を差し出すよう合図した。



教室には俺達しかいないのに...



そんな疑問を持ちながらも耳を差し出す。



「...周りに気をつけろ。特に千沙ちゃんに」



えっ?



「どうゆうこと?」



「...あくまでも俺の勘。外れたらそれまでのことだけど...一応覚えといて。それじゃ」



「う、うん。じゃあね」



周りって...周り??

俺は辺りをキョロキョロとし見渡すが何も無い。

それに、特に千沙ちゃんって??

けど、翼は勘だって言ってたし...そこまで気にすることじゃないのかも。

一応気に止めておくくらいはしておこう。



自分の中で一区切りつけると、そろそろ未菜の部活が終わる時間だったため昇降口へと向かった。