【完】36℃の思い〜世界で1番大切なキミへ〜



何気なく最後に未菜と帰った日のことおを思い出す。



そういえばあの日...



「...最後に未菜と帰った日...千沙ちゃんに会ったよ」



「えっ?」



俺の言葉に驚いた表情をする翼。



千沙ちゃんのことを話すのは...たぶん、テーマパークに行った時以来。



「なして?!」



すると今度は勢いよく質問を投げてきた。

まさかこんなに食いつくとは思ってなかったから逆に俺が驚いた。



「えっと...未菜と帰ってたら丁度会ったんだよ」



「......」



俺がそう言うと次は黙り込み考え込んだ。



「......まだ、分かんない。だけど...うん。ただの俺の勘...」



なにやらぼそぼそと独り言を言い始める。



分かんないってなにが?

勘って?



「翼??!」



俺だけ取りとこされた気がして不安になり翼の名前を大きな声で呼んだ。