【完】36℃の思い〜世界で1番大切なキミへ〜



その質問に、千沙ちゃんは苦笑して答えた。



「バレちゃいましたか」



「なして平気なフリしてたの?苦手なら苦手って言えば無理しなくて済んだのに」



我慢して、苦しくなるのは自分なのに。



「...みんな...楽しみにしてたから、私のせいでその楽しみを奪いたく無かったんです」



千沙ちゃんはそんな風に俺達のことを考えてくれていたんだ...



けれど、



「みんなで楽しい方がさ、やっぱり1番楽しいよ。だから、これからはちゃんと言ってね?」



これだけは伝えて置きたかった。



「......はい」



千沙ちゃんはニコッと微笑んで首を縦に振った。



「したっけ、このまま待ってるのも暇だし...アイスでも買ってこよっかなー!千沙ちゃんは何味が良い??」



「えっと...バニラでお願いします」



「了解!!じゃあ、ここで待っててね」



俺は千沙ちゃんにそう言い残すと、売店へと足を運んだ。

売店でバニラとチョコレートのアイスを注文。