Rain

「美雨!!」



後ろから私を呼ぶ声がした

その声に驚いて振り返ると、そこにいたのは20代半ばくらいであろう青年

今までの17年間の人生で知り合った数少ない人々を思い出してみるけど、こんな人はいない

多分、知り合いじゃない



彼は、そのままスタスタとこちらへ来たかと思うと「悪いけど、この子、俺と約束してたから」と言い、言い終わるか否かの時に私の手を引いて凄いスピードで走り出した








後ろからは二人組の「何だよ待ち合わせって男かよ」「JKじゃねーじゃん」等というガッカリしたような声が聞こえてくる