Rain

それを聞いた葉月は泣いていた

「……そんな………そんなの辛すぎるよ……。
悲しすぎるよ……。
二人は本気で愛し合っていたのに、別れなきゃいけないなんて…………辛すぎるよ……」

「…ごめんね、葉月……友達なのに今まで隠してて……」

私が申し訳なく思って謝ると、葉月は涙を拭って、満面の笑みで返してきた

「謝らないで!……私の方こそ、大切な友達なのに気付いてあげられなくてごめんね。
……でも、言ってくれてありがとう…!」

「……葉月………そう言ってくれると救われる……ありがとう……。
……実はね…進学先を美大にしたのも雪が行ってた学校だからなんだ……。
雪はきっと、今でも、どこかで美術教師をやってると思うから……だから、雪と同じ大学に行って、私も美術教師になれば、どこかで雪と再会出来るかもって思ったの……」

「……そっか、頑張って!私も再会出来るように祈ってる……!」

「…うん、ありがとう……」
















それから、私と葉月は玄関で別れた

私に、どうしても1人で行きたい所があったからだ