Rain

でも先生が、せっかく嘘までついて、私の事を庇ってくれたのに、例え、相手が親友の葉月とは言え、先生との事を言う訳にはいかなかった

でも、ずっと言わなきゃいけないと思っていた

そして今日は、卒業式だ

本当の事を言っても大丈夫な日だ



―――私は意を決して、口を開いた


「……葉月………雪平先生って覚えてる……?」

私がそう問いかけると、葉月は言いにくそうに口を開いた

「…あ、うん……去年、臨時で私達のクラスに来た美術の…………でも確か、美雨ちゃんの事、脅したりしてたっていう……」


葉月がそう言いかけた時、私はその言葉を強く否定した

「違う!先生はそんな人じゃない!」