私はいつものように美術準備室に資料整理の手伝いをしに行った

準備室のドアを開けると、先生はいつもはパソコンに向かっているのに、今日に限ってはソファーに横になり、寝息を立てている

とりあえず近寄ってみるけれど、相当疲れているようで、全然気づく気配はない

私は先生の綺麗な寝顔を見ながら、ふと呟いた

「…寝る時位、眼鏡とればいいのに……」

そして眼鏡をとろうと、先生の眼鏡に触れた時だった―――








いきなり先生の目がパチっと開いた