私は、それを聞いて驚きを隠せなかった
…まさか先生も私と同じ事を考えていたなんて
「で、昨日、雪にも言ったんだけどさ。
…俺は雪じゃねーから、どっちを選ぶかなんて、んなもん分かんね。
でも1つ言えんのは、美雨には美雨の良さが。
美雨ちゃんには美雨ちゃんの良さがあると思う。
だから雪も惹かれたんじゃねーかな?そうでもないと好きになんねーよ。
だって、確かに美雨と美雨ちゃんは名前は一緒だけど、それだけで、それ以外は似ても似つかねーと思うし」
「…初めて美雨と知り合った時さ、何て似合わない名前なんだと思った。
でも、美雨ちゃんにはピッタリの名前だと思うし……」
「それに何より、美雨はもうこの世にいないんだ。比べるべき対象じゃねーよ」
…壱成さんの言う事は分かる
でも、私の中には、どうしても美雨さんと自分を比べてしまう私がいた
そんな私に壱成さんは続けて言った
「でもさ、逆に言うと、俺は雪と美雨ちゃんが出会ったのが今で良かったと思ってる。
雪は、あの頃に比べて随分、大人になった。
雪にも電話でそれ言ったよ。
そしたら雪も言ってた「本條に出会った自分が、あの頃みたいに子供じゃなくて良かった」って。
でも、その雪を大人にしたのは、他でもない美雨であり、この大学で学生生活を送った4年間なんだ。
美雨がいて、美雨を死ぬ程、好きになって、死ぬ程、悲しくて辛い思いをして、そして今の強い雪が出来上がってんだ。
それに、もしも美雨がいなかったら、雪は教師にもならなかっただろうし、もし、美雨ちゃんと知り合っても、別に『美雨』って名前に対して何とも思わなかったんじゃないかな?…………俺は雪と美雨が出逢ったのは運命だったって思ってる。
でも、だったら、雪と美雨ちゃんが出逢った、それもまた運命だったんじゃないかな?」
壱成さんのその言葉を聞いて、私は黙ってしまった
ひたすら、自分と美雨さんを比べる事ばかり考えていた私からしたら、思い付きもしない考えだった
そんな私を見て、壱成さんは優しく笑いながら言った
「まぁ、昨日、雪にもさ、『美雨ちゃんの事、まず、名前とか美雨の事とか置いといて、一人の人間として見てみろ』ってアドバイスしといたから、明日からは雪の態度もちょっとは変わるかもよー?」
そう言った壱成さんの笑顔につられて、私も思わず笑顔を浮かべた
…まさか先生も私と同じ事を考えていたなんて
「で、昨日、雪にも言ったんだけどさ。
…俺は雪じゃねーから、どっちを選ぶかなんて、んなもん分かんね。
でも1つ言えんのは、美雨には美雨の良さが。
美雨ちゃんには美雨ちゃんの良さがあると思う。
だから雪も惹かれたんじゃねーかな?そうでもないと好きになんねーよ。
だって、確かに美雨と美雨ちゃんは名前は一緒だけど、それだけで、それ以外は似ても似つかねーと思うし」
「…初めて美雨と知り合った時さ、何て似合わない名前なんだと思った。
でも、美雨ちゃんにはピッタリの名前だと思うし……」
「それに何より、美雨はもうこの世にいないんだ。比べるべき対象じゃねーよ」
…壱成さんの言う事は分かる
でも、私の中には、どうしても美雨さんと自分を比べてしまう私がいた
そんな私に壱成さんは続けて言った
「でもさ、逆に言うと、俺は雪と美雨ちゃんが出会ったのが今で良かったと思ってる。
雪は、あの頃に比べて随分、大人になった。
雪にも電話でそれ言ったよ。
そしたら雪も言ってた「本條に出会った自分が、あの頃みたいに子供じゃなくて良かった」って。
でも、その雪を大人にしたのは、他でもない美雨であり、この大学で学生生活を送った4年間なんだ。
美雨がいて、美雨を死ぬ程、好きになって、死ぬ程、悲しくて辛い思いをして、そして今の強い雪が出来上がってんだ。
それに、もしも美雨がいなかったら、雪は教師にもならなかっただろうし、もし、美雨ちゃんと知り合っても、別に『美雨』って名前に対して何とも思わなかったんじゃないかな?…………俺は雪と美雨が出逢ったのは運命だったって思ってる。
でも、だったら、雪と美雨ちゃんが出逢った、それもまた運命だったんじゃないかな?」
壱成さんのその言葉を聞いて、私は黙ってしまった
ひたすら、自分と美雨さんを比べる事ばかり考えていた私からしたら、思い付きもしない考えだった
そんな私を見て、壱成さんは優しく笑いながら言った
「まぁ、昨日、雪にもさ、『美雨ちゃんの事、まず、名前とか美雨の事とか置いといて、一人の人間として見てみろ』ってアドバイスしといたから、明日からは雪の態度もちょっとは変わるかもよー?」
そう言った壱成さんの笑顔につられて、私も思わず笑顔を浮かべた

