Rain

それから僕は、死ぬ気で猛勉強した

元々、成績はそこそこ良い方ではあったけれど、それでも殆ど学校を休んでいて、単位ギリギリの僕が教員免許を取得するとなると、血の滲むような努力が必要だった




―――そうして僕は、どうにかギリギリで教員免許を取得する事が出来た

その後、僕と懇意にしてくれていた先生のお陰で、北海道に就職先を決める事も出来た




就職先を北海道にしたのは、僕が就職活動を始めたのが遅すぎて、東京近郊で募集してる学校はもう無かったっていうのもあるけれど、一番は、東京にいたくなかったからだ


ここ、東京という街には、余りにも美雨との思い出が多すぎる

その思い出を背負いながら前に進んでいける程、当時の僕は立ち直れてもいなかったし、強くも無かった

だから美雨から遠く離れる事を選んだ