Rain

壱成に追い出されて、僕が霊安室の前に立ち尽くしていると、心配そうな顔をした麻実が出てきた

「…雪くん……こんな所じゃなんだから……」

そう言う麻実と一緒に、僕は休憩所に来た

麻実は僕の事を気遣って、ホットの缶コーヒーを買ってきてくれたけど、とても飲める気分じゃなかった

僕の隣に腰掛けた麻実も、目は真っ赤で、頬には涙の跡が付いている。
そして、今にもまた泣きだしそうな表情をしていた







…平気な筈がない

麻実は、美雨の親友だった

………だから、平気な筈なんてないんだ……