Rain

でも、そんな僕に、美雨は強く言った

「…いい加減にしなよ!雪!もう何ヵ月経ったと思ってんの!?いつまでも、そんなんで亡くなったご両親が喜ぶとでも思ってんの!?…本当にご両親の事思ってんなら、ちゃんと学校に来て、早く内定決める事が先決でしょ!」

美雨のその言葉に、僕の何かが切れる音がした




「…テメーにうちの親の何が分かんだよ!?」

…そして我に返ってみると、美雨が頬を押さえ、座り込んでいた

美雨の押さえている頬は、赤く腫れていて、口の端からは血が一筋流れていた




…僕は一瞬、何が起こったのか分からなかった

でも、ズキンズキンと痛む自分の右手を見て、すぐに分かった



…僕は何をやっているんだ?

世界で一番大切な……

大好きな……

美雨を……




………殴った?