ー本條美雨ー

ー都内で中の上レベルの学校に入り、クラスで1番目立つグループのリーダー格に気に入られ、実質No.2の存在になり、空気を読んで、流れに逆らわず、上手に生きてきたー
















帰り道、私達は最近、彩がハマっているというケータイのアプリについて話ながら歩いていた


「でさ、このアプリが超面白いの!」


「確かに面白そう!しかも無料なんでしょ?」


「私もインストールしてみようかな」

そう言って、カバンを漁り、あるはずのケータイを探すけど、一向に見つかる気配がない




そういえば体育の授業の時、机に入れた気もする




「うっそ!学校にケータイ忘れた!」


「マジで!?美雨ドンマイ」

そう言った私に対して、彩が笑いながら言った


「マジ最悪…取りに行ってくる!」


「先、行ってるよー」


「うん!」









そう言って私は学校に向かった