Rain

僕は、ぶっきらぼうにそう言って、じっと美雨の目を見た

美雨は案の定、目を見開いて驚いている

「…えっ、えっ!?美雨ってアタシ!?」

「そーだよ。
美雨にだから、こんな事言ってるんだし、誰にでも言ってる訳じゃねーから」

「えっ!えっ?う、嘘でしょ!?」

美雨のその反応を見て、僕は無理なんだと思った

「…ごめんな、いきなり、こんな事言って。
聞かなかった事にして。
明日からはいつも通りで」

そう言って、部屋を出ようとした時だった

「ま、待って!雪!」

そう言って、美雨が僕の腕を掴んできた

「待って、お願いだから……雪………」

そう言って、俯く美雨を見て、僕は美雨の頭を撫でながら言った

「分かった。待ってるから」