Rain

……そうなったら、どんなに良かっただろう…

……でも私は、振られた………


私は壱成さんから目を逸らして、小さく笑いながら答えた

「…付き合ってはいないです……ていうか………何日か前に振られたんです私……」

そう言って、チラッと壱成さんの方を見ると、壱成さんは明らかに驚いたような表情で言った

「…振られた!?君が!?……嘘だろ!?…………マジかよ…」

そう言って壱成さんは、七面相をした後、頭を抱えた

でも、その後すぐに、笑顔に戻って言った

「そういえば、君の名前、まだ聞いてなかったよね。何て言うの?」

そう言われて、私はまだ壱成さんに名前を教えてない事に気が付いた

そういえば、昨日も全然、話をしなかったし、今日もまだ名乗っていない

てっきり、教えたような気がしていた