Rain

玄関のドアを開けると、そこには満面の笑顔を浮かべた、昨日の人が立っている

「どもー!雪の親友の小西 壱成です!」

彼―――小西さんは私に気が付くと、明るく笑ってそう言った



「……小西さん…」

「あ、別に壱成で良いよー。
皆、そう呼ぶし!てか小西さんとか堅苦しく呼ばれるキャラじゃないし!」

「…壱成さん……」

「そうそう!そんな感じー」

壱成さんは、そう言うとケラケラと軽快に笑った

「…壱成さん、今日はどうしたんですか?」

私がそう聞くと、壱成さんはさっきまでとはうってかわって真剣な表情になり、言った

「うん、今日は君に聞きたい事があってねー。

単刀直入に聞くけど、君と雪はどういう関係なの?」

そう言って壱成さんは、私の事をじっと見てくる

私が、困った表情を浮かべていると、慌てた様子で笑いながら、付け足してきた

「あ、ごめんねー!尋問とかじゃないから!嫌なら答えなくても良いし!」






私は、その言葉に暫く悩んだ後、答えた

「……私は…先生のクラスの生徒です…」





…先生とは、他の子と比べたら、随分仲良くなれたと思う

でも、誰かにこうやって関係を聞かれたら、やっぱり「教え子です」というしかない関係なのだ

せめて、この間の告白がokされていればまた違ったのだろうけれど、振られてしまったのだから仕方がない


でも、それが凄くもどかしかった