Rain

お母さんは、私の部屋のドアを開けると同時に言った

「美雨、お客さん。小西さんだって」

「…小西?」

聞き覚えがない

私の友達にも小西なんて人はいなかった筈だ



私が不思議そうに首を傾げていると、お母さんが思い出したように言った

「…何か……『雪の友達だって言えば分かると思う』って言ってたけど……」


それで全てが分かった

昨日、先生と一緒にいた友達だ




私は、お母さんの話を最後まで聞く事なく、玄関まで走っていった