Rain

放課後、私はいつものように準備室で先生と資料整理をしていた

「…本條、そっちの資料取って」

「はい」そう言って先生に書類を渡した時だった

私の手と先生の手が触れた

瞬間、私の全身が指先から一気に熱くなるのを感じた

静かな教室の中で、ドクンドクンと先生に聞こえそうな程、大きな音をたてて心臓が鳴り響く

どうしよう…

こんな静かな状況の中で、こんなに心臓が鳴ったら…

先生に聞こえちゃうよ……




でも、そんな心配をする私をよそに、先生は黙々と資料の整理をしている


…どうやら聞こえていないみたいだ……

良かった……


そう思うと同時に、少し寂しかった……




私は、こんなに先生にドキドキしているのに、先生は私の事、何とも思っていないんだね……