Rain

サヤカは、驚く私をよそに、私の向かいでニヤニヤしながら私を見つめている愛実に声をかけた

「…つーか愛実、コイツ、マジで後ろにうちらいるの気付いてなかったんだね」

そう言って、愛実と同じニヤニヤした顔で私を見た



…ドウイウコト?

…ナニヲイッテルノ?


私は慌ててサヤカと彩が立っている所の後ろの席を見た


後ろの席の所には太い柱があり、丁度、私の所からは、その席に座っている人は見えない



「騙したの!?」

私は、愛実に食って掛かった

別に二人に聞かれたからってマズい話だった訳じゃない


サヤカと彩が来たら二人にも話そうと思っていた

でも、騙されたのが悔しかったし、悲しかった

愛実は、初めから私の事なんて信用してないんだという事を、つくづく思い知らされた