Rain

「…先生、これありがとうございました」

私は準備室に入って、すぐにそう言って借りたシャツが入っている袋を差し出した

「…あぁ、別に良かったのに」

先生は、そう言って私から袋を受け取った



別に良かったなら、家に置いといて宝物にすれば良かったなんて思うけど、もう後のまつりだ



「…そんな事より…………もう大丈夫なのか……?」

そう言って、先生は心配そうな顔で私を見つめてきた


そんな先生に、私は笑って答えた

「大丈夫だよ!心配かけてごめんね、先生」

…本当は、まだ大丈夫じゃないけど……

でも、先生にこれ以上心配かける訳にはいかない

…それに先生だったら、私が辛そうな顔をしていたら、また自分を責めてしまうかもしれないから……



……それに何より、今日は三沢がいないので多少は気持ちが楽だった