次の日、いつものように教室に入ると、何だかいつもよりもクラスが騒然としているような気がした

私は不思議に思い、もう既に席についていた愛実に聞いてみた
すると、愛実が答えるよりも先に横にいたサヤカが答えた

「…あぁ、三沢が怪我したらしいよ。今日の朝練の最中に」



それを聞いて、全てが繋がった

クラスで一番人気の三沢が、怪我をしたんだから騒ぎにもなる筈だ

それと同時に、私の中には1つの疑問が浮かんだ

「えっ?てか、サッカー部って確か、大会もうすぐじゃなかったっけ?キャプテンの三沢がいなくて大丈夫なの?」

私がそう言うと、サヤカは興味無さげに答えた。

「さぁ?まぁ大丈夫じゃないだろうね。
うちのサッカー部、何だかんだ三沢任せみたいな所あったし。
でも、まぁ、どっちにしろ今シーズンは絶望的でしょ。
てか、それ以前に、ウチは素人だし、よく分かんないけど、怪我の種類的に下手したら、もう一生サッカー出来なくなるかもしれないって部員の間で噂になってたよ。
まぁ、ウチからしたら、どーでもいいけど」

私はそれを聞いて、驚いたと同時に愛実の方をチラッと見た

…愛実は物凄く落ち込んでいて、そんな愛実を彩が一生懸命慰めていた








…今日、愛実ときちんと話そうと思ったけど、とても無理そうだ
…せめて、三沢の怪我がはっきりするまで待とう