先輩、ちょっと待って下さい!




チョコレートの袋を見つめ、再びにやける。



当分、コンビニ行かなくて済むじゃん!



竜也先輩、ありがとうございます。



教室に戻り、なっちゃんにチョコレート貰ったことを報告する。



「なぬっ!!チョコレート?あの怖い顔した生徒会長が?!」



なっちゃんは、すごく興奮していた。



「私もびっくりした!あと、ラッキー!1個あげるよ」



「いや、やめとく!生徒会長は花子の為にあげたんだから。花子の為に!」



なっちゃんのニヤついた顔を見て、私は呆れる。