「よし、今日はこの辺で切り上げる。お疲れ」 竜也先輩の一言に皆が続々と帰り始める。 「花子!帰ろう!」 なっちゃんが私の腕に手を回す。 「うん、帰ろう」 すると、後ろから 「おい、花子」 竜也先輩に呼びとめられた。 「お前の資料、再度確認した方がいい」 「あ、はい……」 なっちゃんに、先に帰ってもらい、席に着く。