満月の下の狼


あたしがそう言うと周りの皆からの
笑い声が聞こえる。

あたしは聞きたくなくて、耳を塞ぎその場にしゃがみ込んだ。

すると、

美月!そうずっと黙っていた海の声が聞こえた。

あたしが顔を上げたと同時に海はあたしの腕を掴んで走り出した。

美月「か…い?」

随分遠くまで走り、やっと止まった。

それから、あたしの方へ振り向いて
二カッと笑う海。

美月「ごめ…」

海「さっきからなに謝ってんだよ。」