満月の下の狼


羽「そうそう、この顔が見たかった。
この憎しみと悲しみで歪む顔を…ね?」

あたしが叫ぶとそれが嬉しかったようで
ふふふと不気味に笑った。

美月「てめぇぇぇ!!」

滉「もう、やめろ!美月っ!」

春洸「美月!お前撃たれてんだぞ!」

朔夜「美月っ!止まれっ!」

あたしに皆の声は聞こえない。
何も見えない。

あたしが見えているのは鳥羽…

“海を殺した奴だけ”

美月「お前は何も分かってねぇ!
どれだけ海が優しい人だったか!!
海がいた事でどれだけあたしは救われたか!!」

きっと海がいなかったら、今の
あたしはいなかった。