身支度を済ませるなかで
どうやって皆から離れるかを考える
皆が一番 安全でいられる方法
きっと春斗君ならすぐに
たちきってくれるだろうけど
問題は颯君だ
私が離れると言っても聞かない
無理にでも離れないと
「いっそのこと嫌ってくれたらいいのに」
私の呟きは広い部屋のなかに消えていく
「用意できたか?」
「はい」
昨日は話すことが出来なかった
裕くんとの会話はその一言でおわる
彼は私のこと
どう思っているのかな?
迷惑?
邪魔?
そう思ってくれてた方が楽だ
私は守ってなんて言わない
だから
あなたたちも私を守るだなんて言わないで

