君の優しさに拳銃を突きつける








「颯ちゃん!あれ!」




春斗の指差す方向を見ると



数人の女子が集まっている



何か揉めているようだ



















「あんたみたいな人間がなんで生きてるわけ?」


「っう゛…」


「どうやって朝霧君たちと仲良くなったのよ!ねえ!」


「っ!」


「身体でも使ったの?本当に目障り」


「っく…」





数人の女子の中に見えたのは


倒れた状態で女子からの蹴りを


耐えている蒼空だ


その光景をみた瞬間


俺の何かが壊れる



























「おい……なにしてんだよ」