結局、向井とふたりで買い出しに行く私。

ちょっと離れたフードコートに向かった。


私「なんで私まで…。てかさあ、あの二人付き合ってるみたいだよね。」

私は気にかかってたことを向井に言った。


向井「あ~、協力しろとは言われた。」

私「え?!なにそれ?!初耳ですけど!どうゆうこと?!」

向井「啓が唯ともっといい感じになりたいって。」


えーーーーー
そうだったの?!

啓って唯のこと好きだったの?!
全然気付かなかった。


私「あ、だから私が日にちずらしてほしいって言った時、あんなに怒ったんだ。早く唯と遊びたいから。」

向井「たぶんそうだな(笑)ガキだな、あいつも。」


そうやってふたりして笑った。


私「じゃあ、いっぱい協力してあげないとね!」

向井「お、おう。」

向井は少し驚いたように言った。

私「どうしたの?」

向井「いや、意外とはりきっててびっくりした。」

私「そりゃ、大事な友達のためだもん!」

向井「そうだな。」


あ、笑った。

たまに見せる笑顔にドキっとしてしまう。


調子が狂う。

顔が熱くなる。

なんだこれ…。

たまにしか笑ったりしないからだ、きっと。

私はそう思ってフードコートで唯たちに頼まれたものを買った。