「あら、ひよと翔太。 二人ともCHIME好きなんだ! よかったね、ひよ。」 「うん!もう本当に嬉しい!」 朝からこんないいことがあるなら今日はきっと良い日に違いない! ─キーンコーンカーンコーン あ。予令。 「それじゃあ、教室帰るね。 バイバイ、ひよ。」 「じゃ、部活で。じゃーな、日和。」 「うん、バイバイ。二人ともありがとう! 翔太、また話そうね!!」 「おう!話そうぜ!」 教室を出ていく二人に手を振る 左手に握られた缶バッジがやけに嬉しかった