-明けましておめでとう!
今年もよろしくな!-


新年初め、彼方から来たメール
それを見たときとても嬉しくなった。

仲直りしてからは以前のようにまた話せるようになった。


でも、やっぱり好きという気持ちはだんだん膨らんでしまっていた。

おさえなくちゃいけない…




新学期



「四葉~あけおめ!」


「おお玲奈、今年もよろしく!」



教室に入ってすぐ玲奈と会話をかわす。

玲奈にはすでに報告済だった。



「なんだか四葉、もとに戻ったね」


「え?」


「年明け前まではあんなに暗かったのに」



そんなに暗かっただろうか…?
無意識だ。



放課後になって、教室を出ようとすると金井さんがいた。


彼方を待ってるのかな…?


金井さんの目の前を通りすぎようとすると、予想外にも引き留められた。



「風波さん、ちょっといいかしら?」


「え、あ、はい」



私に用?なんだろう?

もしかして彼方と仲良く話していることだろうか
やっぱり駄目だったかな…?