むぅと頬を膨らませても陸くんがよくなるわけではない。 .......あ!そうだ! 陸くんの家に、お見舞いに行けばいいんだ! そしたら陸くんにも会えるし 無理言わないくてもいい! いいことを思いついた私はにこにこと口元を緩めながら 陸くんの家へ向かった。 ✱ ピーンポーン 陸くんの家に着いてチャイムを鳴らすと 「はい………?」 陸くんの声が聞こえて ドアが開いた。 「………っ!?おまっ……。なんで………」 慌てる陸くんを見て口をほころばせる。 「来ちゃった♪」