trick or KISS―キスしてくれなきゃイタズラしちゃうぞ






触れた瞬間、離そうとした私の頭を


陸くんが抑えた。



「え………陸く……っん…」


気づけば形勢は逆転していて

私の視界は、陸くんのどアップと白い天井で埋め尽くされている。




「美波………。イタズラ、しよっか。」




陸くんはニヤリと笑って囁く。