「…由、美由!」 誰かが呼んでる。 肩を掴まれてるけど、 目が霞んでよく見えない。 助けに…来てくれたんだ。 私、どうにかなったみたい。 なんだか、 篤司君の声に似てる声…。 安心する…。 「おい!しっかりしろ!美由?!」 だんだん意識が はっきりしてきて、 それが、本当に 篤司君だ って気がついた時は、 まだ夢をみてるんじゃないか…って思った。