愛しいあなたへ~song for you~





「あっ。



そっか!


作曲するの、美由さんだっけ?

…ごめん。

失礼だったよな。」









俺がそう言うと、

西島が、頷いて言った。










「そうだ!

美由ちゃんは優しいから、

引き受けてくれたんだよ!



ね?」









そう振られた彼女は、

無理な笑顔を作っていた。








その顔を見た友香さんが、

突然、隣りで怒鳴った。