「お!篤司!いたいた!」 聞き覚えのある声に、 起き上がった。 そこには、 うちのクラス委員、西島と 見たことある女子が二人いた。 …確か、友香さんと美由さんだっけ? 「おぉ、西島! それに、 友香さんと美由さんだっけ? 珍しい顔合わせだなぁ。 こんなとこまで、 どうしたんだ?」 自分でも驚く位、 明るい声で そう聞くと、 西島は、じりじりと 近づいて来て、言った。 「実はさ、お前に頼みがあってさ。」