あたしはあなたの味方だよ。

翠竜の人達にはさんさん殴られた。

足はあざだらけ、
腕も…お腹も背中も…

あたしは家でも、学校でも長袖しか

着れなくなった。

そんな日々が2ヶ月続いた。

家にいたら久々にお姉ちゃんが早く帰ってきた。

久々って言っても、お姉ちゃんが

早く帰って来る1週間に1回はあたしが

外出するようにしていた。

予告がなかったから帰ってきたのがわかんなかった。

「ただいまー」

「おかえり♪」

リビングでくつろいでると、

「前見たときも長袖だったよね?」

「え?そうだっけ?」

お姉ちゃんは顔をしかめ

「なんかあった?」

と、聞く。

「なんもないよ。」

「うそだ。」

そういって腕をめくられた。

「いやっ!」

反射的に手を振り払った。
あれ?今、あたし無意識だ。

「え?…



…なに、その大量のあざ。」

お姉ちゃんの声は一気に低くなる。

怖い。怒ってる

誤魔化さなきゃ