涙が枯れる日 Ⅱ【完】





「お、桜花…」




「ねぇ、理子ちゃん…理子ちゃんってホント馬鹿だね」





私は冷めた声で言った…






天龍の顔を見てみなさいって感じ。






「なによ?私がバカですって?」





まだ気づかないのか…。






「教えてあげよっか?」






「言ってみなさいよ」






「仮に私にいじめられてた人が、私の全部を奪うなんて言うと思う?それは可笑しいでしょ。そんな事言ったら
―――自分でバラしてるもんだよ?」






私はバカな理子ちゃんにカマをかけた。







これに理子ちゃんなら乗ってくるに決まってる






「バラしてるようなもの?私はバレないようにしてるのよ。私がバレた事なんかあった?」






フフッ




いい感じ。熱くなってる理子ちゃんは相当単純だ…





最後だよ、理子ちゃん…。







「だったら?何がバレて無いって言う訳?言ってみなよ」






「そんなの1番あんたが知ってるでしょ?あんたが姫を下ろされた時よ!」





ほらね




理子ちゃんの言葉で天龍が驚いた顔をした…





「桜花が姫を下ろされた時ってなんだよ」





雷輝の低い声に理子ちゃんが目を覚ました。