誰……
あのイケメンは……。
しかも、同じ制服だった。
見たことのない男の子。
学校内で有名になってもおかしくないほど、その男の子はカッコよかった。
キーンコーンカーンコーン
遠くの方で、学校のチャイムが鳴る。
でも、それすらも耳に入らなくて。
あたしは一人、ぼんやりしていた。
―………
「遅いよ~もう3限終わったじゃない」
「ごめん~愛子」
結局あれから授業を受ける気になれなかったあたしは。
そのまま近くにあったカフェで、一人で時間を潰していた。
気分もようやく冷静になって登校した時には、もう3限を過ぎたころだったってわけです。

