「……あの」 顔を赤くして見とれていたのだろう。 相手の男の子は、気まずそうに目を逸らした。 「だっ…大丈夫です!!」 わー… 恥ずかしすぎるし…… そのことを実感して、また赤くなる。 でも、男の子は気付かないみたいにホッとした表情を見せた。 「よかった…じゃあ急いでいるので失礼するね」 そう言って男の子は行ってしまった。 その後ろ姿を、立ち尽くしたままぼんやり見つめるあたし。 今のことが、まるで夢のようだった。 ………てか……